同じ商品でも時期によって値段が違う
例えば灯油の値段で考えてみましょう。
春夏はあまり灯油を使う人がいません。
そのため、夏春は灯油の値段が安い。
でも、冬はどうでしょう。
ストーブに灯油を使う人は多いですよね。
冬は、灯油が高くなるのです。
同じ灯油でも、夏の8月と冬の12月では値段が違います。
8月に12月に受け取る灯油を安く買えるといいなと思ったりしませんか?
通常の世界ではそんな事不可能ですよね。
でも、出来るんです。
商品先物市場の限月の仕組み
日本経済新聞の商品欄を開いてみて下さい。
右上に金がありますね。
値段が6本あります。
2006年7月 2006年9月 2006年11月 ・・・
こんな具合になっています。
今、現在が2006年7月としましょう。
これは、2006年7月であっても、9月や11月に引き渡す金の売買が出来るという意味です。
この7月と9月の値段の差(サヤ)を利益に変えていくのが限月間サヤ取りです。
商品相場をやっていないとわからないかもしれませんね。
ここでは、「そんなものか」くらいの理解でも良いですよ。